団地&団地。

松戸市立博物館へ団地を見に行く。何の事やらと思うでしょうが、ここの博物館には昭和30年代の「常盤平団地」を再現した展示があるのです。

まずは台所。


ディテールがいちいち細かい。ハイミーや味の素の缶とか、いの一番の容器、抽き出し開けたら三越の包装紙敷いてあったり。

このブーフーウーの弁当箱、持ってたよ!

食卓の周りはこんな感じ。


家族でご飯食べる横に何故か洗面台。

水洗トイレ。この手洗いも懐かしい。

衝撃のお風呂。なんと木製。

こちらは居間。ソファがあって、ステレオもテレビもあって、結構裕福なご家庭なんじゃない?ステレオの後ろの壁には東郷青児の絵。飾ってある人形も、こんなのあったあった!って感じの。



こっちの部屋では、押入れから布団出して寝てたんだね。

走り出しそうな掃除機。昔の家電ってカッコいいよなー。

玄関横のダストシュート。階段降りずにゴミを捨てられるなんて、画期的なシステムだよね。ゴミが集まる場所はエライ事になってそうだけど。高島平団地は、今でも現役で使ってるらしいよ。

外観。

とにかく素晴らしかったっす。完全に誰かんち遊びにきた感じ。椅子と飲み物出してほしかったもん。荷物置いて何回も出たり入ったりしちゃったよ。ただいまー、おかえりー、ご飯なにー、とか言ってさ。冷蔵庫とか抽き出しとか靴箱とか、勝手に開けちゃったけどさ、どこも期待を裏切る事なく何か入ってるのね。抽き出しの取手とかさ。そんなの入ってるじゃん、実際。誰か住んでるんじゃないかって位、完璧に再現されてました。
興奮しつつ、団地を後にしようとすると、奥の展示は見られましたか?と学芸員さんに声をかけられる。まだ団地があるのかな?と向かうと、そこに虚無僧。

団地じゃないのか。虚無僧と私。一応押さえとかないと。


千葉在住の方から、団地の展示見たら本物もきっと見たくなるよーと言われていたので、いそいそと常盤平駅へ向かう。まんまと見たくなったよ。近くなら行くでしょ。
さっきレプリカを見た案内図の本物。おー!ってなるでしょそりゃ。

事前にいろんなサイトで調べてて、すでにかなり興味津々になっていたスターハウスへ一目散。







カッコいい〜〜〜〜〜!と写真撮りまくる。同じような写真ばっか。でもさー、だってさー、どこ撮っても絵になるんだもん。人様のお宅を激写しまくり。この、階段横に煙突みたいに設置されてるダストシュート、やっぱカッコいいよなー。

団地住まいは経験がないのに、何故郷愁を感じるんだろう?何故心惹かれるんだろう?昭和っていいよね。あとさ、あんな狭い空間に4人家族とかでしょ?当時のSEX事情はどうなってたんだろう?襖で仕切られてるだけでしょ?

僕たちの大好きな団地―あのころ、団地はピカピカに新しかった! (洋泉社MOOK シリーズStartLine 13)

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